不妊治療というと、女性側の体への負担が大きいというイメージを持つ人が多いと思います。
実際に通院や治療の多くは女性が中心になるため、その負担はとても大きいものです。
一方で、男性側も治療を進める中でメンタルの面で悩むことがあると感じました。
私自身も、不妊治療を経験する中でいくつかのプレッシャーを感じる場面がありました。
この記事では、男性目線で感じたメンタルの負担についてまとめてみます。
男性は「支える側」というプレッシャー
不妊治療では、どうしても女性側の負担が大きくなります。そのため男性は「支える側」として振る舞うことが多くなります。
もちろん、それ自体は自然なことですが、
• 弱音を言いにくい
• 自分の不安を出しにくい
という状況になることもあります。
私自身も「自分が弱気になってはいけない」と思うことがありました。というのも、常に妻の精神が安定しているわけではなく、ホルモンバランスによって涙もろくなったり、普段言わないような理不尽なことを言ってきたりします。
そんな中でも、男性は「支えること」「男性として妻を守ること」を任されているのです。
検査結果への不安
男性の場合、精液検査などの結果を聞くときに不安を感じる人も多いと思います。自分の体の状態について、普段あまり意識することはありません。
そのため私も、
「もし問題があったらどうしよう」
と考えることもありました。実際に結果を聞くときはとても緊張したのを覚えています。何回か検査を受けるとなんとなく自分の結果がわかるのですが、最初は特に緊張しました。
治療が長くなることへの焦り
不妊治療は、必ずしもすぐに結果が出るとは限りません。
治療が長くなると、
• いつまで続くのか
• 本当に結果が出るのか
といった不安が出てくることもあります。
周囲で出産の話を聞くと、焦りを感じることもありました。
こうした気持ちは男性女性関係なく感じるものだと思います。
周囲との比較
年齢を重ねると、友人や同僚の出産の話を聞く機会も増えます。
そのたびに、
「自分たちはどうなるのだろう」
と考えることもありました。
もちろん人それぞれ状況は違いますが、比較してしまう気持ちが生まれることもあります。
私は外に出て子供たちが楽しそうに両親と遊んでいるのを見るたびに、「我々はああいうふうになれるのかな」という漠然という不安はありました。きっと妻もそう感じていたと思います。それは口には出しませんでした。
メンタルを保つために意識したこと
不妊治療を続ける中で、いくつか意識していたことがあります。
まず、奥さんから理不尽なことを言われることが増えるとは思います。そんな時に私がとった対策として、「相手が子供である」と考えて接すると気持ちが楽になりました。というのも、相手への期待値が高いが故に「相手はこんなこと言わないだろう」という先入観を自分で決めつけてしまっていることが精神へのダメージを蓄積させます。最初から相手は厳しいことを自分に言ってくるだろうと構えておくことで、そうなった時に「そうだね、ごめんね」と言えるのです。
偉そうなことを書いていますが、私は初めの頃、嫌味を言われた時には妻に文句を言ったり正論をぶつけてしまったので、そんな時に「次はやめよう」と思った末にこの結論に辿り着いています。もちろん言った方がいい時もありますが、どちらも得をしない場合には自分が大人になった方がいいのです。その後、奥さんがある程度元気になったタイミングで本当にやめてほしいことは伝えた方がいいです。自分が参ってしまいますので。
大切だと感じたのは、夫婦で気持ちを共有することです。不安や悩みを一人で抱えるよりも、話すことで気持ちが少し楽になることがあります。ただし、これは相手に対する文句などは控え、「最近こう思うんだよね」という相手を否定する言葉は選ばない方が良いです。ここでも男性にはかなり負荷はかかりますが、奥さんを大切に思う気持ちは忘れないでください。
検査結果への不安は、正直慣れがあります。自分の体について理解すると、ある程度心の準備ができますので、何回か経験することで解消されます。
また、治療のことばかり考えすぎないことも大切だと思いました。夫婦共に仕事や趣味など、日常生活のバランスを保つことで、気持ちを落ち着けることができました。奥さんの言葉で印象に残っていることが「仕事しているとそれどころじゃないからその時だけは忘れられるんだよね」ということ。なので夢中になれることがあることはとても大切だと思います。
周りとの比較は仕方のないことです。しかし、他人と自分はそもそも違いますし、他人の苦労は他人にはわかりません。いいところだけを見ているに過ぎないので、周りはあまり気にしなくていいと思います。
私は性格上、芸能人のSNSを信じたりや周りの人が羨ましいとあまり思わない性格なのですが、妻はその辺り敏感なところもあり、「そうだね」と聞きながら、実際あまり気持ちはわかっていません。共感は大事なので共感し、自分はそう思わないことでメンタル維持をしています。
男性も自分の気持ちを大切にする
不妊治療では、女性側の負担が大きいのは事実です。
しかし、男性側も自分の気持ちを無理に抑えすぎる必要はないと思います。お互いの気持ちを尊重しながら、夫婦で向き合っていくことが大切だと感じました。
私は妻とは違う人間です。なので感性も全然違います。私の直した方がいいところは治しますが、いいところはそのままにしています。ただし、表面的にこう接した方がお互いにいいなと思うところはたくさんありますので、口では流しつつ、自分の気持ちは大切に持っておくことで自分を否定せずに一緒に協力していけると思います。
まとめ
不妊治療では、女性側の体への負担が大きい一方で、男性側もメンタル面で悩むことがあります。
例えば
• 支える側としてのプレッシャー
• 検査結果への不安
• 治療が長くなることへの焦り
• 周囲との比較
などです。
こうした気持ちは決して特別なものではなく、多くの人が感じるものだと思います。
不妊治療は夫婦で向き合うものだからこそ、男性側も自分の気持ちを大切にしながら進めていくことが大切だと感じました。
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